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・ボーっとする時間が必要
・快楽主義者
・言い訳の天才
・暖かい場所が好き
・長い目で考える
・疑い深い
・ロマンティストで現実的
~動物占いより~
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おもしろいサイトを発見!
booklog.jp/
私も本棚を作ってみました。
ぽんつくライフのカテゴリにも「本」作ってあるけど、
画像つきの方が興味もってもらえそうだしね^^
徐々に増やしていこうと思います~。
リンクから「ぽんつくの本棚」へどうぞ~♪
てやんでい。なんと言われようと、おいらはおいらさ。
「自分」がしっかり見えている時って、人間強い。
逆に、「あれ?おいら、これでいいのか?」って
自分に疑問を持っちゃって、
「自分」てものが揺らいでしまうと、脆いもんです。
生きてりゃたぶん、そういうことの繰り返し。
私が揺らいだとき、必ず思い出すのが
村上春樹さんの「スプートニクの恋人」。
自分を見失ったときに、この本っていうと、なんで?って思う人もいるかもしれないけど・・・
以下、ネタバレなので反転します。
登場人物
ぼく・・・小学校の先生。なのに保護者と関係を持っている。しかも、本命はあくまで「すみれ」。
すみれ・・・「ぼく」の想い人。小説家志望の風変わりな22歳の女の子。
ミュウ・・・すみれが初めて恋に落ちた相手の女性。とても洗練された上流階級に属する人。
にんじん・・・「ぼく」の生徒。物語後半で事件を起こす。
にんじんの母・・・「ぼく」のガールフレンドでもある。
「ぼく」はすみれに恋をしているけど、すみれは「ぼく」のことを友達以上には思っていない。
さらに言えば、すみれは未だかつて恋愛感情というものを持ったことがなかった。
けれど、22歳の春、突如として初めての恋に落ちる。
それは「広大な平原をまっすぐ突き進む竜巻のような激しい恋だった」。
その相手はやはり「ぼく」ではなく、こともあろうか17歳年上の既婚者の女性ミュウだった。
物語はすみれがミュウに恋に落ちたところから始まっている。
このすみれ、かなりの風変わりで、
見た目も中身もゴーイングマイウェイ!というか、奇抜。
すみれも周囲をあまり受け入れないけれど、
恐らく周囲もすみれを受け入れないのではないかと思う。
でも、それが恋した相手のミュウと関わる中で、
「一般的に素敵な女性」になっていく。
そして、さまざまな出来事がある中ですみれは失踪する。
しかし、結局、最後に「ぼく」のもとに戻って来る。
恐らくミュウと出会う前の姿で。
はっきりとその姿であるとは書いていないけれど、
最後の場面で、「ぼく」はミュウと出会う前の姿のすみれを想っている。
それが大事だと思う。
「ぼく」が想うすみれが、奇抜なままのすみれだってことが、大事。
すみれの失踪中、「ぼく」やミュウがすみれを捜したり、
にんじんが事件を起こしたりするんだけど、
私の中では、上に書いたようなすみれの変化と、変化の結果行き着いたところがとても印象的だった。
「一般的に素敵な女性」という価値と、「私は私だ!」という価値。
別に相容れないことじゃないし、実生活の中ではうまく折り合いつけていかなきゃ生きにくいと思う。
けど、「自分」を見失ったとき、私はすみれを思い出して「自分らしくしていていいんだ」って思ってます。
きっとこの小説を読んだ後の感想って、人によって本当に異なると思う。
この本読んだことある人で、もし私の感想を読んで疑問に思っても
ソレはソレとしてくださいネ^^;
本屋に行ったら、前に友達が紹介してくれたと思われる本がありました。
その名も「求めない」。
シンプルな表紙に、そのタイトル。なんだか気になっちゃって、即買いして読んでみました。
「求めない」ことで、自分の心の波が静かで穏やかな海のようになる。そして、自分は満たされていることに気づき、自分の本当の姿に気づき、自分の心と静かに対面することができる。
そんなことを、読んでいく中で体感できるような本でした。
「求めない」
人間は欲深いもので、欲を捨てることはできない。それを明言した上で敢えて「求めない」ことを主張する作者の方の考えが好きです。
なんていうか、キレイなことばかりを言う理想論者や、キレイゴトも言えないくらい悲観した人もいるけれど、「汚い部分を露わにして、それでも自分の理想を口にする人」ってカッコイイと思う。
やっぱり人には汚い部分があるのは事実だし、むしろ汚い部分の方が多いのかもしれない。
でも、だからダメなんじゃなくて、そこで腐っちゃうんじゃなくて、「でもね」って言える強さというか・・・。
嫌な出来事が多い世の中、兄弟でさえ縁を切りたいと思うこともある。
でも、世の中も人も、捨てたもんじゃないと私は思うのです。
「求めない」を読んでいて、10代の頃に読んだ小説を思い出しました。
以前NH○さんでアニメをやっていた「十二国記」シリーズ。
その一番最初の本だったと思うんだけど、「相手には相手の都合があって、それに基づいて動いている」というような内容があったと思います。
ずいぶん前に読んだので、かなり自己流解釈しちゃってるかもしれないけど、この「相手には相手の都合がある」という考えを知って、私はかなり目から鱗でした。
人に過剰に求めない。
こうあって欲しい、こうあってくれなきゃ“私は”困る。そうではなくて、相手には相手の都合があって、「私の都合」とは別に動いている。
そう考えると、確かに人との関わりに肩が凝らなくなったし、楽しいって感じることが増えた。
求めなければ得ることはできない。それも事実だと思うし、私だけが「求めない」ようにしても周囲はそうではないかもしれない。でも、求めることと欲張ることはちょっと違うし、人がどうかではなく「まず自分から」と考えなければいけないと思うのです。
素敵な本を教えてくれた“てこ”、ありがとう(*^_^*)
ちなみに、この作者さんは、伊那のお隣の駒ヶ根に住んでいるようです!←ちょっと地元売り込み。w
何に使ってもいい時間を持てるって、とんでもなく自由を感じられるものなんだなぁ~。
もちろん、いつもいつも手持ち無沙汰じゃ、きっと退屈に殺されてしまうと思うんだけど。
久しぶりに小説やら漫画やら読み漁っている自分がおる。
小説は、前は村上春樹さんを読んでは言葉をメモし・・・って感じだったけど、最近は女性の作家さんのも結構読むようになった。江國香織さんとか、村山由佳さんとか・・・。
とは言っても、ここ数ヶ月余裕がなくて読書とはかなり疎遠になっていたけども。
村上さんのもそうなんだけど、江國さんの小説って、そのタイトルだけでなんか読みたくなるからスゴイと思う。
話の内容として好きなものっていうのとはまた別なんだけど、タイトルで好きなのは「号泣する準備はできていた」とか「泳ぐのに、安全でも適切でもありません」とか・・・
なんか、響きがお洒落だし、え?何ソレ?どーいうこと?って思わせるんだよなぁ。
本を買うときって、内容なんてそんなにわかんないし、タイトルと謳い文句を参考にしてしまう・・・。
今日、本屋に行ったらたくさんの興味を惹かれる小説があって、思わず買いそうになってしまった。
今、まだ読み終わってない本が3冊ほどたまっているから、どうにかこうにか「我慢の子」でしたが。
なんていうか、言葉ってスゴイなぁって思う。
私みたくうまく言葉を使えない人間には思いつかないような言葉の組み合わせがあって、ハッとすることがたくさんある。
それに、その言葉自体知りませんでした~なんてものも、世の中にはたっくさんあって・・・。
今みたいに、自由に使える時間があるとき、たくさん本を読んで自分の中に「言葉」を貯めていきたいなぁって思います。
まだ読んでる途中ですが・・・
「直木賞受賞作、待望の文庫化!」という謳い文句に誘われて、以前買ったものなんだけども。
おもしろい。ついつい引き込まれてくぞ~~~~っ!!ハァハァ。←叫んだせいで息切れ。決して淫らな興奮ではございません。悪しからず。
「家族」をテーマにしているんだけど、決して「波乱を乗り越えて家族の気持ちが一つになった!」的な話ではなく。設定がすごいしな。ネタバレになるので詳しくは書きません。
でも、背表紙に書かれている粗筋ならいいかしら・・・?以下、引用です。
「禁断の恋に悩む兄妹、他人の恋人ばかりを好きになってしまう末妹、居場所を探す団塊世代の長兄、そして父は戦争の傷痕を抱えて・・・。
愛とは、家族とはなにか。別々に瞬きながらも見えない線で繋がる星座のように、家族は、「家」という舟に乗って無限の海を渡っていく。」
なんか、すごいでしょ。
最初にこの粗筋を読んだとき、あんまり読みたいと思いませんでした、ごめんなさい^^;
なのになぜ買ったのかというと、あとがきの
「登場人物たちは、一読するとそれぞれ不幸に見えるかもしれない。
けれど私は、すべての話において、どこかに一条の光が射すような終わり方を心がけたつもりでいる。
というより、私自身がそういう物語を強く希求していたように思う。」
という言葉を読んだから。
どんな光を描いたのか・・・と思って読み出したら、確かに一条の光だった。場面いっぱいに広がる、眩しいほどの光ではなくて。
それが、きっと私の知っている現実とうまくリンクしたから引き込まれたんだろうな。
設定は私の知っている現実とはかなりかけ離れているんだけども、登場人物の持っている感情は、いつかどこかで自分も感じたことのあるようなものだったりした。
今、最後の父親篇を読んでいるところです。